思い出した 深夜に 送られてきた メールの文字を追う。 「風がとても強く おそろしい」 窓ガラスがガタガタと鳴り 空が鳴る 真夜中。 暗い空を見上げても 何も見えない。 おそろしさは募るけど 昼間見れば きっと違う。 雲がどんどん流れていき 刻々と変わる 空。 リズムのある 空。 そんな空を眺める時間を 忘れていた 少しの間。