5時20分

久しぶりに朝歩いた。
夜暑くて熟睡できず眠いとか
ちょっとしんどいわとか
暑いわとかで
私の早朝散歩は気まぐれです。

暑い日が続いているけれども
季節は少しずつ変化してきていて
日の出の時間が遅くなっている。

この前歩いた時には既にもう陽が高く
陽射しが暑かった時間に、
日が昇ってきた。

私の後ろを歩いていたおばあさんが手を合わせる。
釣りをしている人も
私も
オレンジ色の空をしばし眺める。

同じように散歩の途中で立ち止まっていた人達は
再び歩き出したけれど、
軟弱者の私は
日が昇ったからと帰途につく。

歩きながら
ある人の本に載っていた
歩くことの効用について思い出していた。


気力は心に宿るものではなく、実は身体に宿るもの。
身体にいったん置き換えれば、必ず気力が戻ってくる。
心が疲れた時は歩けばいい。
歩くということは、前に進むという行為。


確かに歩くのは、前に進むという行為だなあと思う。
いろいろなことを考えながら歩いて、気が付く。
一歩進んだら、前の一歩には絶対に戻れないということ。
一瞬は一瞬のうちに過去になるということ。

若い頃にはあまり考えることはなかった。
未来は自分の前に広がっていたからね。
でも若いからといって、未来が多いわけでもない。
年を重ねたからといって、全ての人がその分充実しているわけでもない。

残りの時間がどれだけあるかなんて、誰にもわからないから、
一瞬を大事に 味わって生きていきたいね。

2007.8.15
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