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疎水を歩く
明治12年に出来たという
120年前
春は桜が美しく、訪れる人も多いという
機械もほとんどなかった時代に
よくもまあ
人のちからだけで出来た時代
ちょっと怖い気もする
そのころは僕の爺さんも生まれていない
と屈強だった爺さんの体を思い出した
こんな高いところに石垣が積んである
石の下を勢いよく水が流れる
動物よけに網がしてある
いのししかさるかな
「あれはなに」
「まむし草です」
と草花に詳しいおじさんが答える
土壌によって男にもなり女にもなるんです
ふうんそうなのか
おもしろいはなしだ
と見下ろすとずっとしたに道路が見える
秋の夕暮れ
普段は誰も通らない道を
歩く
ここだけ時間が動いていないような気がする
そんな秋の夕暮れ
ここもまた地球の上
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