花は 季節の風に乗ってやってきます 白や黄色や赤の 鮮やかな化粧をして ここに私がというように それが季節というもの まるで 自分の生き方を通すかのよう 実をつけて 自分の生のあかしに 色づくのでしょう そのにおいに出会うと 忘れていたかのように 記憶のどこかで 呼び覚まされる思いに その花に出会いに出かけるのです 出会うことの不思議 出会わないことの不思議
詩集へ 次へ トップ